ドッグカフェ開業に必要な要件と必要書類について解説

ペット法務

「愛犬家が集まる素敵な空間を作りたい」「犬と一緒に楽しめるカフェを開きたい」

そんな夢を持つ方も多いのではないでしょうか。ペットブームの今、ドッグカフェは多くの愛犬家に支持されるビジネスとして注目されています。しかし、開業するには様々な法的手続きが必要です。

本記事では、ドッグカフェを開業する際に必要な手続きを、分かりやすく解説します。

ドッグカフェ開業に必要な資格

ドッグカフェを開業するにあたり、必要な資格は以下のとおりです。

  1. 食品衛生責任者:食品衛生責任者には調理師、製菓衛生師、栄養士、船舶料理士等の資格を取得していれば選任可能な他、食品衛生責任者会場集合型養成講習会等の一定の講習を受けることでも可能です。
  2. 防火管理者:従業員を含めて30人以上収容できるお店の場合に必要となります。特定の職業での経験の他、防火管理講習等の一定の講習を受けることで選任可能となります。
  3. 動物取扱責任者:看板犬を設置する場合に必要となります。第一種動物取扱業の種別のうち「展示」の登録を受ける必要があります。
  4. 飲食店営業許可:飲み物などの飲食物を加工して販売したり、調理して提供したりするために、「飲食店営業許可」が必要です。
  5. 農林水産省への届出:犬の食事をテイクアウトで販売する場合には、ペットフード安全法に基づいて届出をする必要があります。店内で犬に食事を提供する場合には必要ありません。

保健所へのドッグカフェ開業許可申請の要件

通常の飲食店開業手続きに加えて、ドッグカフェ営業の条件をクリアする必要があります。具体的な要件は以下のとおりです。

・厨房とイートインスペースにしっかりとした区切りがあること

・犬用メニューの提供や犬用食器を使う場合は、人用とは別に水回り・調理スペースが必要

・市販されている犬用フードを調理、盛り付け等する場合は、厨房が2つ必要

・客席にも手洗い場を設置

・店内に犬のトイレスペースを作らない

保健所への申請書類と手数料

飲食店営業許可の申請には、一般的に以下の書類が必要です。

  1. 営業許可申請書・営業届
  2. 食品衛生責任者の資格証の写し
  3. 施設の構造及び設備を示す図面(2通)
  4. 水質検査成績書(井戸水を使用する場合)
  5. 登記事項証明書(法人の場合)

申請手数料は自治体によって異なりますが、一般的に16,000円〜30,000円程度です。申請後、保健所の立入検査があり、基準を満たしていることが確認されれば許可が下ります。

実地検査時に交付される「許可書交付予定日のお知らせ」を管轄の保健所に持参し、営業許可書の交付を受けます。

終わりに

ペット可の飲食店を開業する際の手続きは、通常の飲食店の開業手続きよりも要件が厳しく煩雑なため、煩わしい手続きは専門家に任せて開業準備に専念されることをおすすめいたします。

弊所では、犬の管理栄養士の資格を持つ行政書士が、ドッグメニュー開発のアドバイスと開業手続きのサポートを併せて対応可能ですので、是非お気軽にお問い合わせください。